仏壇の一流トップ > ご案内事例

ご案内事例

荒木芳雄さん(仮名) 62歳 会社経営 栃木県在住ささやかながらやっと親孝行が出来たように思います。
工作機械製造の会社を経営する荒木さんが、故郷で一人暮らしをされていたお父さんを亡くされたのは今年の春だった。 50代で広めのマイホームを新築した荒木さんは何度も一緒に暮らすよう持ちかけるのだが、その度に頑として聞き入れようとしないお父さんの強い意志で、遠 くから見守ることしか出来なかった。早くにつれ合いを亡くされ、男手ひとつで荒木さんを育て上げ、地元の木工所に勤めながらあまり多くはなかったであろう 収入で大学にまで通わせてくれたお父さんに、荒木さんはずっと申し訳ない想いを抱いていた。
父への尊敬の想いを息子や孫達にも伝えたい
どういう想いでお仏壇を求めたのですか?
親父へせめてもの親孝行をしたかったのです。親父はあまり経済的に恵まれたことはなかったのですが、自立心の強い孤高の人で自分の生き方に誇りを持ってい ました。私もここ10年くらいは人並み以上には稼げるようになって少しは親父に楽させてやりたかったのですが、「俺の家はここだけだから。」といって引越 しどころか仕送りさえ満足に受け取ってはもらえませんでした。

早くに死んだ母の簡単な墓を自分の食べる為だけの畑の片隅に自分で建てていて、多分その墓を守って余生を過ごしたかったのだと思います。野良仕事も得意で よく働いていましたし、無愛想ながら村の人たちからも信頼が厚かったようでお金をかけなくても意外に暮らしやすかったのじゃないかとも思います。私もだん だんとそういうことがわかってきたので、それ以上しつこく言うこともなかったのですが、やはり親父にあれだけ苦労をかけたことを思うと、そして今の私があ るのも全て親父のおかげなわけですし親孝行といえる何かが出来ないかをずっと考えていました。

親父は貧しい農家の三男坊でしたので仏壇は持っていなかったのですが、母の位牌を置く場所として居間の片隅にちょっとしたスペースを作り、花を飾ったりお 香を焚いたりしていました。その親父が死んでその位牌と、親父がずっと大事にしてきた母の位牌を仲良く安置する為の仏壇が欲しかったのです。

生きているうちはほとんど親孝行が出来なかった不肖の息子ゆえに「せめて死んだ後だけでも」と思って仏壇を求めました。それに、息子や孫達に私の想いを伝 えたいと思うのです。金持ちだったわけでも出世したわけでもない親父で世間的にはごくごく普通の人ということになるのかもしれません。ですが、せめて息子 や孫達には親父がいかに立派な人だったのか、そして私がどんなにか感謝の念を持ち続けているのか、そういうことをきちんと伝えていきたいのです。
お金はかかってもいい でも単なる売り買いにはしたくなかった
なぜ当サービス『仏壇の一流』を利用したのですか?
私にとって仏壇を用意することは、結局死ぬまで立派な家に住まわせてやることが出来なかった後悔を少しでも晴らす意味がありました。だから、仏壇とはいえ親父のために家を建てるような気持ちで用意したかったのです。

自宅や工場を建てるときもそうだったのですが、実際に施行を行なう方々ととことんまで話し合い、想いを共有してもらうことで納得のいく仕事をしてもらうと いうのが私のやり方です。だから、今回の仏壇でもお互いに心を開きあった関係になれるよう、実際の工房の方々にじっくりとこちらの想いを伝え、また彼らの こだわりや気概に触れて、言ってみれば彼らに惚れ込んでお願いしたかったのです。

だから、普通に仏壇店にいって並んでいる在庫から…といったようなことはしたくなかったですし、ましてや最近は海外からの手抜き品が多く流通し始めている ということも聞いていましたので、しっかりと造り手を確認し、彼らとの顔の見える関係を築いた上でお仕事をお願いしようと考えたのです。

しかし、私自身仏壇を買うのは始めてですし、こういった世界にパイプもコネもございません。どこに問合せたらよいかも分からない中、ネットでいろいろと調 べて『仏壇の一流』にたどり着きました。最初はぴんとこなかったのですが、読むと東京国立博物館への仏壇仏具に関する資料供与もしている出版社の運営であ るとのこと。記者が取材で日々各地の工房や産地を訪れている出版社ならではのコネクションがあるはずだと期待したのです。
出会いはご縁なのだとあらためて確信しました
このサービスを利用することでどんな体験があったのですか?
まず簡単なアンケートみたいなことをサイトで行ないました。質問が、サイズや予算といった実用的なことよりも、精神的な意味合いといったことに重点が置かれていてやはり仏壇は単なるモノとして捉えるべきではないのだなという印象を持ったことを記憶しています。

その後、メールで幾つかの工房の特色や作品の特徴など説明や写真をいただき電話でもやり取りを行ないました。その中でそこに関わる職人さん方の心意気が親父にかぶる工房がございましてそちらに訪問する手配を取ってもらいました。紹介してもらった工房の方とやり取りをし、宿泊先はその工房の方が懇意にしている旅館に口を利いてもらいました。

結局、現地には都合3日間いたわけですが、その間様々な職人の方の仕事振りを見せてもらい、経営者の方ともお茶を飲みながらいろいろな話をしました。親父のこと、私のこと、息子や孫達に伝えたい想い等など…。

 

モノを買うなら普通に店で買えばいいのでしょう。ただ、私がしたかったことは想いの共鳴であり、思い入れを育むことであったのだと思います。ですから、どうしてもそのための出会いが必要だったのです。そういった出会いを、ご縁を手配してくれたこのサイトとの出会いもまた縁であったのだと思います。
    次のご案内事例 >

ご案内事例一覧

荒木芳雄さん(仮名) 62歳ささやかながらやっと親孝行が出来たように思います。
山中洋一郎さん(仮名) 58歳母の心の支えとなった文化的背景を持つ伝統工芸仏壇
いい仏壇

ページトップへ